お葬式に呼ばれなかった場合

お葬式に呼ばれなかった場合にどうしたら?

家族葬が中心となっている現在、人に声を掛ける事が少なくなっているようです。

もともと家族葬という名目で少人数の葬儀をしたいと考えている遺族は、
なるべくご近所や友人に声を掛けないようにしています。
やはり皆さん葬儀に余計な気を使いたくないのが本音です。

実際は、自宅に安置をした場合は特に「どなたか亡くなったんだな」とご近所に分かってしまうものです。黒塗りの車が止まりますし、地味なスーツの営業が出入りしますからね。

ご近所の方にしても、そうでない方も、何らかの形でご不幸を耳にし、葬儀に参列をしたい意思があるのであれば、遺族に聞いてみてください。

もし遺族の方に「家族葬で行おうと思っております」などと言われたら、「やんわりとお断りされた」と思って下さい。
ただ、「枕もとへお線香をあげにいってもいいでしょうか」と聞いて下さい。
理由は以下の通りです。

私たちは家族葬をご検討のご遺族の方に決まったお話をする事があります。

それは、
「最後にひと目、故人の顔を見たい方は絶対にいらっしゃいますよ」という事です。

逆の立場に立つと容易に想像が付きます。
お亡くなりになった方が自分にとってすごく大切な友人であったり、恩人であった場合、知らないうちに葬儀が終わってご遺骨になった後だったらどう感じるでしょうか。という事です。家族でも知らない事情がある場合もありますよね。

家族葬と決めているのであれば、葬儀の参列をお断りをするのは致し方ない事ですが、葬儀場ではなく、ご安置している所へ

(自宅であれば自宅へ)お線香に来ていただく事はぜひしていただきたいと思います。

やはり、生前よく話をしていた人が気が付いたらご遺骨になっていたら悲しいですからね。

枕もとへ来ていただくよう声を掛けられた方は、お花やお線香などの供物、またお香典を持参しても失礼にはあたりません。

お手紙を書いてご遺族の方へ柩の中へ一緒に入れてもらうよう頼むなどしても問題は無いでしょう。