斎場の種類と特徴

斎場の種類と特徴。選び方のコツ

まず、葬儀を行う場所には数種類ありますので、以下ご覧ください。

1、葬儀社が所有する自社斎場
2、互助会が所有する自社斎場
3、民間会社が運営している貸し斎場
4、自治体管理の貸し斎場
5、寺院が運営している貸し斎場
6、JAの葬祭事業部が所有する斎場
7、公民館や集会場
8、ホテル
9、自宅

などがあげられます。

まずはそれぞれの特徴をお伝えします。

1、「葬儀社が所有する自社斎場」・・・・・・・
大きくて立派なメージがあります。最近では家族葬専用の小さなホールを
所有する葬儀社も増えています。葬儀の設備が整っていて、社員も慣れているので融通が利く場合が多いです。

その反面、斎場を使用するには、所有者であるこの葬儀社に葬儀の依頼もする事が前提ですので、葬儀社の選択肢がないです。

2、「互助会が所有する自社斎場」・・・・・・・
基本的には上記と同じです。
但し、毎月の掛け金が必要な会員になるのが前提です。

3、番目の「民間会社が運営している貸し式場」・・・・・・・
自宅近隣の斎場を選びやすく、葬儀社の指定がない(一部あり)ので選択肢は
広がります。但し、使用料金が高い傾向にあります。

4、「自治体管理の貸し斎場」・・・・・・・
市営斎場や都営、区営斎場など公共施設です。
他の斎場と比べると使用料が格安です。貸し祭壇なども常設される所が多く、
葬儀全体の費用を抑えることができます。
また火葬場も併設されている所が多いです。
そのように安さと利便性を兼ね備えているので
通年混んでいて、予約までの日数が多くかかる傾向があります。
また、葬儀の時間帯が決まっていたりもするので融通が利きません。

5、「寺院が運営している貸し斎場」・・・・・・・
境内に貸し斎場を所有しているお寺では、そのお寺の宗派と違うご家庭にも貸しだしをしている事が多いです。

ただし、葬儀社が指定されている場合とそうではない場合があるので、確認が必要です。

そのお寺の檀家になっている方は本堂での葬儀も可能な場合が多いです。

6、「JAの葬祭事業部が所有する斎場」・・・・・・・
JAの葬祭窓口に依頼をすれば使用する事ができます。
葬儀の運営は近隣葬儀社へ委託している場合も多いので、気になる方は
確認した方がいいです。

7、「公民館や集会場」・・・・・・・
家から近くであったり、無料で借りられたりするのですが、ひっそりとご葬儀をしたい方には向いていません。

ご近所の目があり、思いもよらぬ方からのご弔問で人数が読みにくい傾向にあります。

8、「ホテル」・・・・・・・
ほとんどのホテルでは、柩を持ち込んでのご葬儀は不可能です。
「密葬後のお別れ会」などに使われる事がほとんどです。
つまり、ご遺骨になってからのごお別れ会は可能です。
お別れ会は、来ていただける方の人数が把握できるので、予算がたちやすいです。お線香なども焚けないでしょう。

9、「自宅」・・・・・・・
自宅で一番の良いところは、長年慣れしたんでいた我が家から送り出す事が
できる事ではないでしょうか。当然時間の制約もありません。
近年では準備が大変だという理由から行う方がほとんどいませんでしたが、
家族葬などの小規模葬儀が増えてきている事から見直してもよいと思います。

それぞれの斎場の特徴を把握したら、次にどの場所で葬儀を行うかを考えます。

やはりみなさん自宅から近い場所を選びますが、
親戚の方や一般のご弔問の方が一番集まりやすい場所を選んだりする方法もあります。

また、通夜の晩に故人と付き添いが出来る、出来ないという問題もあります。
障害者用の化粧室の有無の確認、正座をしなくても済む斎場など、
それぞれの特徴や使用するルールが違うので注意が必要です。

ご自分の希望に当てはまる葬儀場のタイプがつかめたら、
その斎場の詳細は葬儀社へ聞きましょう。