子供のお葬式を行うという事

子供のお葬式について考える

ご両親にとってこれ以上悲しい出来事はありません。

病気死亡、事故などでの突然死など様々ですが、
いずれにしても悲しみの中、葬儀社と打合せを行なわなければ
なりません。

葬儀社へ電話をかけ、依頼をする段取りは、大人も子供も同じです。
依頼を受けた葬儀社は、死亡地までお迎えにあがり、自宅などへ搬送、
安置を行います。

ただ、生後間もない赤ちゃん、幼児、小さなお子さんは自家用車で連れて帰る事も出来ます。

お父さんやお母さんの腕の中に抱えながら家へ帰る事ができます。葬儀社への実費負担も必要ありません。

正確にいいますと、医師から発行された死亡診断書を受取れば、
大人が死亡した場合も自家用車で連れて帰る事ができます。
ただ、自分たちで抱えて車に乗せるという事が現実的ではないため、
葬儀社へ依頼をする事になるのが自然の流れなのです。

話を戻します。
子供のご葬儀の場合は、まず100%事前準備はしていません。
葬儀社探しから始まります。

子供だけを対象とした専用葬儀社はありません。

ご両親のうちどちらか、又は第三者でも構いませんので、
冷静になれる人が葬儀社を探し、連絡を取りましょう。

次に相談の内容を伝えていきますが、
「子供の葬儀をした事があるかどうか」を聞きましょう。

これは重要なポイントです。

葬儀社は、大人の葬儀同様、式場から火葬場の手配も同じですし、
飾り付けも基本的には普段となんら変わらない事をするだけなのですが、

ただ、子供の葬儀をしたことのない葬儀社は、不慣れなだけに
ご両親に対する接遇-すなわち通常とは違う精神状態の方への接し方-
が伴っていません。

子供用の可愛いプリント柄の棺や骨壺、どのようにかわいい祭壇にするかなど、その様な話も必要かもしれません。

もちろん、どの葬儀社も普段以上に慎重に話をすすめて行くでしょう。

しかし、担当者本人に悪気はなくても、業務的な話もしなければいけないため、
お客様にとっては心無い説明になってしまう可能性もあります。

子供の葬儀なども数多く経験しているような葬儀社は子育て経験のあるしかるべきベテラン社員をを担当に付かせることと思います。