お盆・新盆 -お坊さんへのお礼-

お盆で檀家を回るお坊さんにその謝礼どのくらい包めば良いのか

気になるところですが、一概にいくらですと言い切ることはできません。
お寺とどのくらいの関りがあるか、地域性やお寺の格式などにもよります。
しかし一般的には5000円から1万円位が一番多いようです。

はじめてのお盆‐新盆‐を迎えるご家庭は3万円前後を包む方が多いようです。

お坊さんのご供養が終わったあと、白い封筒にお金を入れて、小さめのおぼんの上にのせて丁寧にお渡しをします。

表書きはお布施と書きます。もし書かなくても失礼には当たりません。

また、冒頭にお坊さんへの謝礼といいましたが、本来はお坊さんがお経を読んでくれた読経料という事ではないんです。

お布施はお寺の本尊へお供えをするものです。お坊さんはいわば仲介役です。お布施をお渡しする時は、

ご先祖様をいつも見守って下さっているご本尊へ感謝の意を込め、お坊さんにお渡ししましょう。

余談ですが、お坊さんはお盆はものすごく忙しいんです。1日に何十件と回らなければいけないお坊さんもたくさんおられます。

お坊さんへのお礼として、お茶やお茶菓子を出し、おもてなしをしなければ行けないと思うのは、当然です。

ですが、実際には一軒一軒でそれをされてしまうと、時間がいくらあっても足りないそうです。

単純計算で一件あたり15分弱かかるとして、1時間に3~4件しか回れません。40件回るお坊さんだととしたら、

10時間もかかる計算です。大きなお寺で、檀家さんが多ければ多いほど大変ですね。

お茶をいただく5分間が命取りになります。(笑)

お坊さんという職業柄、せっかく出されたものに、一口もつけずに出ていくわけにも行けません。
お茶をお出しするなら、冷たいペットボトルをお土産で渡して、すぐに帰してあげた方がありがたいみたいですよ。嘘のような本当の話でした。